プログラム委員長 ごあいさつ

 この度は第20回医療情報学連合大会(第1回日本医療情報学会学術集会)にご参加いただきありがとうございます。プログラム委員長より一言ご挨拶申し上げます。コンピュータが開発されてから、もう50年を超え、その技術はITとして多分野で使われるようになりました。医療への応用も飛躍的に発展し、医療情報システムを遂行する上でなくてはならないものになりました。医療情報システムはレセプト電算から始まり、オーダーエントリーシステムを経て、医療情報の統合と支援とを目指した究極の電子カルテシステムへと発展しております。医学の分野では種々の情報処理テクノロジーや情報科学の発展と共に文献データベースなどの大規模な知識データーベースの構築が可能となりました。このように医療情報学も着実な歩みを遂げてきましたが、この中で大切なことは、医療システムの情報システム化であり、標準化であり、グローバリーゼーションであったと思います。まさにこれに向けて医療情報関係者は必死の覚悟で取り組んで参りました。

 20世紀最後の本大会は21世紀への医療情報学の橋渡しとしての大きな意義があります。テーマシンポジウムでは、「医療情報学20年の宿題報告」として、レセプト電算、医用画像の電子保存、診療支援、病名、電子カルテ、標準化等の分野でリーダーシップを発揮された方々により、それぞれの分野での医療情報学を返り見て頂き、21世紀を展望して頂きます。

 医療情報学は縦の領域別分野を横につなぐ重要な役目があるわけですが、その役目を果たすべく関連学会と幾つかの共催企画を計画いたしました。これもそれぞれの分野でのホットな話題ばかりです。さらに最近注目されております医療事故防止と情報システム、個人情報保護法と情報活用等々、盛だくさんのプログラムがございます。

 一般応募演題としては446題の応募を頂きました。いずれも最新の医療情報学を話題とした演題ばかりです。ただ今回から参加者の皆様に配布する冊子体は抄録集となり、論文集(講演録)はCD-ROMで配布することになりました。従いまして冊子体の抄録ではある程度、実質的結果を示す内容の抄録に変えていただくべくプログラム委員会で慎重に吟味し、発表者の方に抄録の変更をお願い致しました。色々とご迷惑をおかけした点もあったと思いますが、よろしくご了承の程お願い致します。

 今回、ご発表者の素晴らしいご努力に対し優秀演題賞を設けております。総合賞、ベストポスター賞、ベストハイパーデモ賞、若手奨励賞、企業筆頭演者賞の五つです。表彰は来年の医療情報学連合大会になりますが、是非、賞を獲得して頂きますように、立派なご発表お願い致します。 今回のプログラム委員会は幹事に東海4県の国立大学附属病院医療情報部長をお願いし、委員としては各領域でご活躍の若手10数名の方に絞りました。演題採択につきましてはインターネットを活用して慎重吟味の上審査して頂きました。またプログラム編成につきましてもご尽力をして頂きました。

 このように本大会は21世紀への世紀の変わり目の学会ということと第1回医療情報学会学術集会ということで、取り上げましたテーマや実施方法等におきまして、今までの連合大会とは一味も二味も違った特色があります。大いに医療情報学を論じ、実りのある学術集会にして頂きますお願い申し上げます。

 最後に菅野剛史大会会長、木村通男実行委員長始めこのプログラム委員会の実行にご支援して頂きました浜松医科大学の事務局の方々に厚く御礼申し上げたいと思います。

名古屋大学医学部附属病院 医療情報部  山内 一信


Last updated November 05, 2000.
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