ごあいさつ

- 第20回医療情報学連合大会(第1回日本医療情報学会学術大会)の開催にあたって -


 第20回医療情報連合大会が、2000年11月23日から25日までの3日間、浜松駅前の「アクトシティ浜松」で開催されます。「アクトシティ浜松」は、JR東海道新幹線にご乗車の方にはお馴染みと思いますが、浜松駅に隣接し、東京へ向かって左手にそびえる45階建ての高層ビルをメインタワーとする国際コンベンション施設です。学会会場へお越しの方は、浜松駅から雨に濡れることはありません。時間も読めますし、大層便利な会場で、これまでの連合大会にはなかった特徴の一つであります。お忙しい方には東京、大阪から一日参加で日帰りもできます。浜松に停車する「ひかり」もございますので「こだま」だけの時間を調べることなく、ひかりにも関心を持っていただきたいとも思います。そして、このまちには世界に誇るひかりの「浜松ホト二クス」がありますし、音楽のまちであり、バイクのまちでもあります。

 さて、今年の医療情報連合大会は、20回の記念すべき成人式の大会であり、かつ、日本医療情報学会の学術大会として、第一回の第一歩を踏み出す大会でもあります。今後の学術大会の運営の基礎を築くものでありたいと考えております。本大会の連合大会としての側面は、関連する学会に共催を依頼し、学術的側面からシンポジウムや学術プログラムを積極的にご担当頂き、大会の底辺と層を拡大する企画とさせていただきました。縦糸と横糸の関係で、見事な織り模様が展開されるのを期待しております。これまでに19学術団体の共催を頂き、「電子カルテとPACS」、「電子情報化時代の診療記録のあり方」、「臨床検査自動化機器の標準化」、「患者データの有効利用」、「ソフトコンピューティングの世界」、「医療情報基盤としての各コード標準化」などの専門的なものから、県・市医師会、日本福祉介護情報学会の共催からなる同時開催の市民公開シンポジウムなどが計画されています。一方、日本医療情報学会の特徴あるプログラムとしては、20年を記念した宿題報告を医療事務、IS&C・共通規格、診療支援、電子カルテ、診療録、病名などを中心に盛り込んであります。そして参加費についても共催学術団体には会員参加費と同額の会員割引を設定し、事前登録も行っております。

 今回特別講演のためにお呼びする、インディアナ大学 C.J.McDonald教授は、米国医療情報学会専門会長、米国医療情報標準化機構議長を歴任され、医療情報学界の権威と称される方であり、米国の保健医療政策に大きな影響力をお持ちであります。また、所属しておられる付属Regenstrief Institute Hospitalは、オーダエントリ及び電子カルテを早くから開発し導入したことで有名です。今回は、医療情報が社会に与える影響について、米国の実情を踏まえて、ご講演いただく予定となっております。

 情報科学は、台風の嵐の渦のようなものです。輝く太陽の下で、常に周辺領域を自分の渦の中に巻き込んで発達していきます。医療情報学連合大会としての発展があり、日本医療情報学会としてIdentity が確立され、国際的にも国際医療情報学会連合(IMIA)の一員として、さらに国際標準化の中でISO/TC215の国内のまとめ役としてなど、確固たる位置を確立して来ました。これを機会に是非浜松での学会に参加し、明日の発展を約束し合おうではありませんか。

    大会会長  菅野 剛史(浜松医科大学 副学長・附属病院長)


Last updated November 05, 2000.
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